印鑑というと、紙に捺印して用いるのが当たり前ですよね。
精巧なコピーであれば通用する可能性はありますが、いずれにしても、印刷されていないパソコン上の書類に対しては捺印することはできません。
電子書類上に印影を貼り付けることはもちろん可能ですが、言うまでもなくその画像データはいくらでも複製できますので、本人証明としての効力は失われてしまいます。
早い話が、捺印の必要な書類は全て紙に出力して保管しておく必要があったわけです。
あった、というのはその事情が変わりつつあるからです。
電子印鑑といって、通常の印鑑と同じ印影のほか、押印者、押印日時などの情報を埋め込めるようになったのです。
でもデジタルデータだからやっぱり不正が行えるのでは?と思いますよね。
このあたりは公開鍵という手法を用いて、証明が行えるようになっています。
電子印鑑は2005年に電子文書法で正式に認められ、これにより企業は大幅な省力化が行えるようになりました。